琉球ガラスは割れやすい?丈夫?


― 長く使われる器としての琉球ガラス ―
工房でよくいただく質問があります。
「琉球ガラスって割れやすいですか?」
ガラスという素材に対して、
「繊細」
「壊れやすい」
そんな印象を持つ方は少なくありません。
ですが実際には、
琉球ガラスは“日常で使う器”として作られてきた歴史があります。
今日は、
琉球ガラスの丈夫さや、
長く使うための考え方についてお話しします。
琉球ガラスは暮らしの器として生まれた
琉球ガラスは、
もともと鑑賞用のガラスではなく、
暮らしの中で使うための器として広まってきました。
毎日の食卓。
水を飲む時間。
家族と過ごす夜。
そうした日常の中で使われることを前提に、
厚みのあるガラスとして作られてきました。
そのため、
一般的にイメージされる繊細なガラス作品とは少し違い、
手に持ったときに安心感のある器が多いのも特徴です。
毎日使ってほしいから、できるだけ割れにくく作る
実は私自身、
シンクに食器をまとめて洗うタイプです。
だからこそ、
「飾るための器」ではなく、
毎日の暮らしの中で気兼ねなく使えることを大切にしています。
もちろんガラスなので、
強い衝撃を与えれば割れることはあります。
それでも、
できるだけ長く使っていただけるように、
厚みや持ったときの安心感を考えながら制作しています。
それでもガラスは割れるもの
どれだけ厚みがあっても、
ガラスはガラスです。
テーブルやシンクへ強く当てたり、
落としたりすると、
欠けたり割れたりすることがあります。

また、
耐熱ガラスではないため、
熱湯を直接注ぐこともできません。
私たちは、
「絶対に割れない器」を作っているのではなく、
“長く使いたくなる器”を作っているのだと思っています。
長く使われる器には理由がある
先日、
10年以上前に購入されたグラスについて、
お客様から言われました。
「毎日使っています」
その言葉が、
私たちにとって何より嬉しいものでした。
器は、
買った瞬間が完成ではありません。
日々の暮らしの中で使われ、
少しずつ時間を重ねていくことで、
その人だけの器になっていきます。
細かな傷も、
曇りも、
その時間の痕跡です。
グラスアート藍の修復対応について
グラスアート藍では、
ご購入から何年経過していても、
修復が可能かどうか確認し、
できる限り対応しています。
すべてが修復できるわけではありません。
ですが、
まずは状態を確認し、
できる方法を考えます。
それは、
器を「売って終わり」だとは考えていないからです。
沖縄やんばるの光を届けるために
私たちが届けたいのは、
ただの器ではありません。
朝の光。
水を注いだときの揺らぎ。
夕方の静かな時間。
ガラスを通して見える、
沖縄やんばるの柔らかな光です。
飾るだけではなく、
毎日の暮らしの中で使ってほしい。
使うことで、
その人だけの器になっていく。

そんな琉球ガラスを、
私たちは作り続けています。
忘れたくない景色を、器に
グラスアート藍のコンセプトは
「忘れたくない景色を、器に。」
沖縄の光。
海の色。
やんばるの空気。
その景色が、
暮らしの中に静かに残っていくように。
そんな思いで、
私たちは琉球ガラスを作り続けています。


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